ここ数日、MT4をLinuxbean上で動かための記事を書いてきました。
MT4でFX自動売買を行う場合、複数のEAを利用するためにMT4を何個も起動させたい人もいると思います。
なので、Linuxbean上にMT4を何個ぐらい動かせるのか知りたい方もいるでしょう。
ぶっちゃけ、そんなのはPCスペックによるわけですが、それだと話が終わってしまうので、今回は、以下のスペックのPC上で動かしているLinuxbeanを使って、いくつぐらいMT4を利用できるのかモデルケースとして紹介したいと思います。
- CPU:インテル Intel Core 2 Duo 6400
- メモリ:2GB
- ハードディスク:80GB
MT4の推奨起動数は?
結論から言うと8個ぐらいまでなら快適に利用できるレベルかなという印象です。
私が今動かしている自動売買用のMT4の数がちょうど8個なのですが、特にPCが重くなることもなく利用できています。
「terminal.exe」が「MT4」のプロセスです。
プロセスが8個あるので、8個のMT4が起動しているのがわかります。
1つのMT4におけるCPU使用率は5~8%ぐらい、メモリ使用量は90MB~180MBくらい。
これはどんなEAを使用しているかによって変わってきます。
システム全体のCPU使用率は、70%~95%をうろうろしてる感じです。
メモリ使用量は2GB中1.4GB(72.2%)の使用となっています。
どこまで起動できるかチャレンジしてみる
上のEA動作中のMT4が8個起動している状況から、追加でEAなしのMT4を立ち上げていき、どこまで問題なく利用できるかテストしてみました。
MT4を12個起動したあたりからCPU使用率はほぼ100%張り付き状態となりました。
メモリ使用量は2GB中1.6GBで81.2%の使用率。
上は、推奨起動数とした8個の倍の16個のMT4を立ち上げたときのモニタです。
この辺になるとMT4が立ち上がるまで結構時間がかかります。
CPUは当然100%ほぼ張り付きです。
メモリ使用量は1.6GBあたりから増えませんが、スワップ領域の使用量が12個の時と比べると約2倍に上昇しています。
上は16個立ち上げているときのデスクトップのタスクバーの状態です。
IDが表示されてしまうのでぼかしを入れていますが、かなりカオスな状況です。
とりあえず16個立ち上げてもMT4が落ちたりすることなく利用できました。
ただ、EAを動かしていないMT4を追加で起動させていっただけなので、EAを適用している場合とでは状況はまた異なってくると思います。
また、長時間の起動を確認したわけではないので、長時間の使用でどうなるかはわかりません。
これ以上は面倒なのでテストを中止しました。
最後に
使用しているPCのCPUは、今(2016年)から10年前の2006年に登場したCPUですが、10年前のスペックのPCでもMT4をかなりの数起動できることがわかったと思います。
CPU使用率を100%にすると排熱がうまくいっていない場合、熱暴走の危険性がありますし、電力も食うので個人的にはそういう状態にしたくありません。
なので、CPU使用率80%前後になる起動数で使用するのがいいのかなと思っています。
ご自分のPCに合ったMT4の起動数を模索してみてください。
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