現在Linux(Linuxbean)上でMT4を動かしてみているのですが、やはり完璧に問題なく利用できるとはいかないようで、少し使用に際して不具合があるようです。
といっても実用上は問題ないレベルです。
LinuxでMT4を使用する際の注意点として一応まとめておきます。
発見した不具合一覧
1.スマホ通知ができない
MT4ではポジションを保有した時や決済した時などにスマートフォン用MT4に通知してくれる通知機能が通常利用できます。
しかし、Linux上のMT4で通知機能を設定してみても動作してくれません。
通知機能をONにして、MetaQuotes IDを設定し「テスト」ボタンを押してみると以下のようなエラーが出て通知されません。
上のようにエラーメッセージが表示されてしまい、通知されません。
なので、通知機能はオフにしておきましょう。
2.MQL5.community: authorization failedエラーメッセージが連発
上のように、ターミナルウィンドウ、操作履歴タブで「MQL5.community: authorization failed」メッセージが定期的に報告されます。
おそらく、上のエラーのせいだと思われますが、MT4のターミナルウィンドウにある「ライブラリ」タブには何も表示されなくなります。
また、Windows上のMT4だと表示される「マーケット」タブと「シグナル」タブが表示されません。
上はWindows上で動かしたMT4のターミナルウィンドウの表示です。
Windows上で動かしたときは、「マーケット」タブと「シグナル」タブが表示されています。
3.MT4起動直後にMT4が強制終了することがある
毎回ではありませんが、起動するタイミングによってはMT4が起動後すぐに強制終了してしまうことがちょくちょく起こっています。
何度か立ち上げなおせば正常に起動してくれるので、今のところ特に対処は考えていません。
最後に
とりあえず私が気付いたのは現在のところ上の3点です。
1つ目のスマホ通知はあれば便利ですが、なくても自動売買には困りませんので許容範囲。
「メール送信」機能は有効に動作するので、利用しているEAがメール送信に対応している場合はメール機能で代用できます。
2つ目の問題はエラーメッセージはうざいですが、マーケットタブ、シグナルタブ、ライブラリタブを使ってる人はほとんどいないと思うので、実用上は特に困らないと思います。
3つ目はちょっと不安案件ですが、起動してしまえば問題なく動作しているので今のところOKです。
Linux上で無理やりWindowsプログラムを動かしているわけですから、Windowsと完全に同じようにというわけには当然いきませんね。
LinuxでMT4を使ってみたいと思っている人は、上記の問題があるということを知っておいてください。
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