MT4でチャートを分析する再に、現在表示させているチャートとは別のタイムフレームの移動平均線を表示したいってことがよくありますよね。
例えば、1分足チャートに5分足の20MA(期間20の移動平均線)を表示させたいとかです。
この場合、1分足のチャートの移動平均線の期間に「100」を設定することで5分足の20MAと同等の移動平均線を表示させることができます。
ただ、上位のタイムフレームの期間を現在のタイムフレームの期間にいちいち自分で計算して変換しないといけないのは煩わしいですよね。
そこで、別のタイムフレームの移動平均線を自分で計算することなく簡単に表示することができるMT4インジゲーター「MA Lock」を紹介します。
マルチタイム移動平均線を表示する「MA Lock」
上のチャートは1分足のものです。
アクア色の線が1分足の20SMAです。
そして、太い黄色い線が、移動平均線を追加する際に期間を自分で100に設定して表示させたもので、5分足の20SMAと同じものです。
黄色い線の上に描画されている赤い線が、MA Lockを使用して表示させた5分足20SMAとなります。
自分で期間を設定した線とMA Lockの線がぴったり一致していることがわかります。
MA Lockの使い方は非常に簡単で、パラメータのMATFにタイムフレームを指定する数字、MAPeriodに指定したタイムフレームでの移動平均線の期間を設定するだけです。
1分足チャートに5分足20MAを表示する場合は、MATFに5、MAPeriodに20と設定します。
MA Lockの設定可能パラメーター
MA Lockで設定できるパラメーターの一覧です。
・MATF
表示したいタイムフレームに該当する数値をnoteMATFの表示を参考にして設定します。
具体的には、下記の数値を設定します。
5分足=5、 15分足=15、30分足=30、1時間足=60、4時間足=240、日足=1440、週足=10080、月足=43200
・MAPeriod
MATFで設定したタイムフレーム上での移動平均線の期間を設定します。
・MAMethod
移動平均の種別をnoteMAMethodの記述を参考に数値で設定します。
移動平均の種別に対応する具体的な数値は以下の通り。
0=SMA、1=EMA、2=SMMA、3=LWMA
・MAPrice
移動平均線の適用価格をnoteMAPriceの記述を参考に数値で設定します。
移動平均線の適用価格に対する具体的な数値は以下の通り。
0=CLOSE; 1=OPEN; 2=HIGH; 3=LOW; 4=MEDIAN; 5=TYPICAL; 6=WIGHTED
・MAShift
移動平均線の表示を前後に指定期間ずらす場合に使用します。
ただ、バグがあるようで、-20等のようにマイナス値を設定すると、上のように右端に縦線が表示されてしまいます。
ダウンロード方法
下記URLにアクセスします。
https://www.mql5.com/en/code/12728
赤枠で囲まれた「malock.mq4」というリンクをクリックして、ファイルをPCにダウンロードしてください。
インストール方法
MT4のデータフォルダを開き、「MQL4/Indicators」フォルダにダウンロードした「malock.mq4」ファイルをコピーしてください。
MT4をすでに起動している場合は、再起動すればインストール完了です。
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