市販のMt4用FX自動売買プログラムを検証するにあたり、検証EAの損益状況を Myfxbookを利用して公開することにしました。
今回Myfxbookを始めて使うにあたって使い方をまとめてみましたので、Myfxbookの使用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
Myfxbookってどんなサービス?
Myfxbookを利用すれば、MT4でのトレード結果を詳細に分析して表示することができます。
具体的には、Myfxbook EAをMT4チャートにセットすることで、定期的に取引データをMyfxbookのサーバーへ送信し、そのデータを自動的に解析して表示してくれます。
Myfxbookは無料で利用することができ、分析結果は一般に公開することもできます。
グラフを用いてわかりやすく分析結果を表示してくれるので、市販EAのパフォーマンス分析等に広く利用されています。
アカウントの登録方法
下記URLにアクセスしてMyfxbookのホームページを表示させます。
日本語表記に切り替えよう
ホームページが全て英語で表示されている場合、まずは日本語に切り替えましょう。
Myfxbookのトップページを一番下までスクロールしてください。
国旗のアイコンが見つかると思うので、そこをクリックします。
すると上のように言語を選択する画面が表示されるので「日本語」をクリックします。
これで、 Myfxbookのウェブサイトが日本語表記になったと思います。
アカウント情報を入力
アカウント登録は非常に簡単です。
Myfxbookトップページの右側に下記のアカウント登録用フォームがあるはずです。
①ユーザー名を入力
②メールアドレスを入力
③パスワードを入力
④確認のため③と同じパスワードを入力
⑤上に表示されている数字と文字の組み合わせ(上の例では「33cck」)をそのまま入力。
⑥ I agree to the Terms and Privacy Plicy.にチェックマークをつけます。
①~⑥まで全て入力を終えたら「登録をお願いします!」ボタンをクリックしてください。
②で入力したメールアドレスにMyfxbookから「Account Activation」という確認メールが届きますので、メール内にあるURLをクリックしてアカウントを有効化させれば登録は完了です。
アカウントの設定方法
MyfxbookでEAに関する情報を登録する方法を解説します。
Myfxbookにログイン
Myfxbookのトップページ上部にログイン用フォームがあります。
①にメールアドレス、②にパスワードを入力し、「Login」ボタンをクリックします。
「Myfxbook EA」のインストーラーをダウンロード
ログインすると、右上部にユーザー名が表示されているので、ユーザー名をクリックします。
表示されたメニューから「設定」をクリックします。
設定画面が表示されるので、赤線で囲んだ「アカウント作成」をクリックします。
「Please select」と書かれたプルダウンメニューをクリックします。
プルダウンメニューが展開されるので、一覧から「MetaTrader4(EA)」をクリックして選択します。
上の画像のように表示された後すぐに「EaInstaller.exe」のダウンロードを促すダイアログが表示されます。
「ファイルを保存」ボタンをクリックし、PCにファイルを保存してください。
Myfxbook EAをPCにインストール
先ほどPCにダウンロードしたファイル「EaInstaller.exe」は、「Myfxbook EA」をインストールするためのインストーラープログラムとなります。
MT4を起動させている場合は、「Myfxbook EA」をインストールする前に、全てのMT4を終了させておいてください。
Mt4が起動していないことを確認し、「EaInstaller.exe」をダブルクリックしてインストーラーを起動させます。
現在PCにインストールされているMT4のインストールパスのリストが表示されてるので、「Myfxbook EA」をどのMT4にインストールするのかを選択してください。
すべてのMT4に「Myfxbook EA」インストールする場合は、左下の「Select all」をチェックします。
選択し終えたら、「Install」ボタンをクリックします。
インストールが完了すると上の画面が表示されるので、「Finish」ボタンをクリックします。
もし、上記の「プログラム互換性アシスタント」画面が表示されたら、「このプログラムは正しくインストールされました」を選んでください。
先ほどのインストール画面で「Myfxbook EA」のインストール先として選択したMT4を起動させます。
MT4の 「ナビゲーターウィンドウ」の「エキスパートアドバイザー」のところに「Myfxbook」をいう表記があれば、インストールは成功です。
Myfxbook EAの設定
インストールした「Myfxbook EA」をチャートにセットし、設定を行います。
「Myfxbook EA」を動作させるためのチャートをどの通貨ペアでもいいので表示させてください。
ここでは、「USDJPY」のチャートを起動し、月足を選択しました。
次に、「ナビゲーターウィンドウから「Myfxbook」をチャートウィンドウにドラッグアンドドロップします。
「Myfxbook EA」の設定ダイアログが表示されるので「全般タブ」をクリックしてください。
「自動売買」と書かれたところの「自動売買を許可する」にチェックを入れます。
「セイフティー」と書かれたところの「DLLの使用を許可する」、「外部エキスパートの使用を許可する」にチェックを入れます。
次に「パラメーターの入力」タブをクリックします。
「Myfxbook_Email」にMyfxbookアカウントのメールアドレスを入力します。
「Myfxbook_Password」にMyfxbookアカウントのパスワードを入力します。
最後に「OK」ボタンを押してください。
チャートの右上にニコちゃんマークが表示されていることを確認してください。
MT4のターミナルウィンドウに「Statement uploaded successfully」という表示がされていれば設定は完了です。
Myfxbook WebサイトでMT4アカウントを設定する
MT4側の設定が終わったので、再度Myfxbookのウェブサイト上でアカウントの設定を行います。
Myfxbookにログインし、右上部のユーザー名をクリックします。
表示されたメニューから「設定」をクリックしてください。
「Myfxbook EA」を設定したMT4のアカウント情報が自動的に登録されているはずです。
接続のところが「保留中」となっている場合は、「アクティブ」にかわるまでしばらく待ってください。
しばらく時間を置いた後に再度設定画面にアクセスしても「保留中」となっている場合は、「Myfxbook EA」を設定したMT4のターミナルウィンドウで「口座履歴」タブを表示し、ターミナルウィンドウ内で右クリック→「全履歴」をクリックしてしばらく待ってみてください。
上図のように接続が「アクティブ」に変ったのを確認したら「編集」ボタンを押します。
①「My Broker is」に利用しているFX業者名をリストから選択します。
②「サーバ」には利用しているMT4のサーバー名をリストから選択します。
③「名前を選んでください」には、アカウントの名前を入力します。デフォルトではMT4-(口座番号)が入力されています。1つのMT4で1つのEAを作動させている場合は、EAの名称を入力しておけばわかりやすいと思います。
④「システムタイプ」には「テクニカル」、「基本的な」のどちらかを選択できます。EAを利用している場合は「テクニカル」を選択しておけばいいでしょう。
⑤「トレードタイプ」には「手動」、「自動化された」、「混合」のいずれかを選択できます。裁量トレードの場合は「手動」、自動売買のみの場合は「自動化された」、裁量トレードと自動売買を両方行う場合は「混合」を選べばいいと思います。
⑥「アカウント種別」には「デモ」、「リアル」のどちらかを選択できます。デモ口座の場合は「デモ」を、リアル口座での運用は「リアル」を選択します。
⑦「レバレッジ」には利用しているFX業者の最大レバレッジを選択します。
⑧「アクセス許可」では、アカウント情報を公開するかどうかの設定が行えます。アカウント情報を公開する場合は、一番上の「アカウント」ラジオボタンを「パブリック」に設定し、公開したい項目のラジオボタンを「パブリックに」設定してください。
すべて設定し終えたら「保存」ボタンをクリックします。
以上で基本的な設定はすべて完了です。
分析結果を表示する
MyfxbookにMT4アカウントの登録が完了したら分析結果を表示してみましょう。
Myfxbookウェブサイトの上部メニューの「ポートフォリオ」の上にマウスカーソルを乗せると登録したMT4アカウントの一覧が表示されますので、表示したいアカウント名をクリックしてください。
こんな感じで様々な分析結果を表示してくれます。
現在分析できるほどの取引データの蓄積がないため今の時点ではあまり意味はありませんが、取引結果が溜ってくれば意味のある分析が可能となります。
作成したEAの分析や、市販EAの検証などに便利なので使ったことが無い方は一度試されてみてはどうでしょうか?
コメント